ご近所トラブルを避けるための引越し挨拶のポイント
昔は、引越してきた人がいたら粗品を持って挨拶に来られるのが一般的でした。
でも最近はプライバシーの問題や防犯上の問題もあって、挨拶をしないということも一般化してきています。
ですからたとえ挨拶がなかったからと言って特別問題が起きるわけでもないのですが、それでも挨拶をした方が良い場合もあります。
特にファミリーの引越しの場合は、できれば引越しの挨拶はしておいた方が良いでしょう。
ごくまれにご近所トラブルに巻き込まれる人がいますが、それも引越しの挨拶をしておけば回避できることがあるんですよ。
引越しの挨拶に行く時には、以下のポイントに注意するようにしましょう。
■「粗品」は無難なものを
引越しの挨拶には日用品などの粗品を持参しますが、あまり凝ったものを選ぶのは避けた方が良いでしょう。
遠距離の引越しの場合は地元の特産品を持参するという手もありますが、生ものや好みがはっきり分かれるものは避けます。また、あまり高価なものを用意すると気を遣わせてしまったり嫌味にとられることもあるので食品用ラップや洗剤、タオルなど一般的なもので手頃な値段のものを選びます。
のし紙は付けてもらった方が良いと思います。
■なるべく家族そろって行く
引越しの挨拶には時間がかかるので、比較的時間のある妻が一人で行く、ということも多いと思います。でも、できれば家族そろって行くのがおすすめです。家族構成を知ってもらい、顔見知りになっておくことで今後も挨拶がしやすくなりますし、家族全員の顔が分かる方が安心感があるからです。
■休日の昼間に行く
基本的には、土日などの休日の昼間に行くようにしましょう。休日の午前中はまだ寝ている人もいるでしょうし、夕方は夕飯の準備などでバタバタしている家庭も多いです。
休日の昼間に一通り回ってみて、不在の家庭があれば平日の夕方など時間を変えて再度訪問するのが良いでしょう。
2〜3回訪問しても留守の場合は、挨拶の手紙を書いてポストに入れておくだけでも良いと思います。
■子どもがいる場合はあらかじめ伝えておこう
ファミリーの引越しの場合、子どもの騒音問題でトラブルになることもあります。
家族そろって挨拶に行けば子どもの顔も見せられるのでトラブルになりにくくなりますよ。
また、「子どもが小さいのでうるさくすることもあるかもしれませんが、よろしくお願いします」と一言添えるだけでも印象はかなり変わります。あらかじめ言っておけば「お互い様なので大丈夫ですよ」と言ってもらえることも多くなります。