繁忙期の引越しは避けた方がいい!?
引越しには、「繁忙期」があります。繁忙期というのは、忙しい時期のこと。つまり、引越しする人が多い時期のことですね。
日本で、もっとも引越し業者が忙しくなるのは3月です。
大学進学や就職などで引越しする人が多いからです。
また、一般手家庭であっても、子どもの進級・進学に合わせて引越しする家庭が多いのも3月です。
でも、やむを得ない事情が無い限りは、3月の引越しは避けた方が良いでしょう。
まず、3月になると引越し料金は高くなります。
引越し業者が暇な時期であれば、値下げしてでも仕事が欲しいと思いますよね。
でも、繁忙期の場合はわざわざ値下げして契約してもらわなくても、お客さんはいくらでもいます。
また、1日に何件も回らなくてはならないので、一人のお客さんにじっくり向き合う余裕もありません。ですから、3月の引越しというのは値下げ交渉がしにくい時期なんです。
次に、3月の引越しの場合は、高い割に質が下がる傾向があります。
なぜなら、3月は引越しが多いために、引越し業者も臨時のスタッフをたくさん雇います。
よく、高校生や大学生が引越し屋さんの短期アルバイトをしていますよね。
普段ならある程度経験のあるスタッフがメインになりますが、繁忙期には素人同然のスタッフもたくさんあるので、作業の効率が悪かったり、荷物の破損などの事故も増えてしまいます。
もちろん、作業時には一人は必ずベテランスタッフが来るものですが、平常時に比べると質が下がるのは仕方ないでしょう。
そして、引越し業者以外も、3月には繁忙期を迎えます。
引越しをするにはまず新居を探す必要がありますから、不動産業者も忙しくなります。
家具、家電を販売している店も、忙しくなりますね。
いずれも、引越し業者と同様に値下げ交渉は難しくなりますし、臨時のスタッフなどがいれば良い対応も期待できません。
特に差し迫った事情が無いのであれば、引越しは4月にずらすなど、繁忙期を避けるように工夫してみてはいかがでしょうか。
お子さんがいる家庭でも、近距離の引越しであれば時期をずらすことも考えましょう。中途半端な時期の引越しであっても、学年末や学期末までは越境通学は認められるので、学校に確認してみましょう。
繁忙期を避ける人が増えれば、どうしても3月に引越ししなければならない人も必要以上の混雑を避けることができますし、自分自身も繁忙期の引越しを経験しなくて済むので良いと思いませんか?
引越し業者にまつわる豆知識