賃貸物件は家主についても聞いておくと安心です

賃貸物件は家主についても聞いておくと安心です

賃貸物件というのは、家を購入するのとは違いますから、住む家が自分の所有物になるわけではありません。所有者(家主)が別にいて、その人に対して家賃を支払うものですよね。

そこで、賃貸物件を探すときには家主がどんな人なのか、ということも知っておくと安心です。

■家主は個人の場合と会社の場合がある
賃貸物件は、昔ながらの、個人の家主もまだまだ多いです。
個人の家主の場合は、管理は他の会社に任せているということが多いですが、入居時の審査などでは家主の承諾がないと契約することができません。

また、家主は別にいるものの、不動産会社が借り上げしている場合もあります。「サブリース」というよくある形態で、不動産会社が一括借り上げして、不動産会社が貸主に貸す、という仕組みです。
この場合は実質的には不動産会社が管理していることになるので、何かあった際の対応も不動産会社にしてもらうことになります。

家主が会社の場合は、家主が個人ではないというだけで、特に大きく異なることはありません。


■家主によって違う対応
家主がどんな人なのかによって、住みやすさが大きく変わる場合があります。
特に、共用部分の管理については重要です。マンションなどの集合住宅ではエントランスや廊下などは共用部分なので、基本的には個人の持ち物を置くことは禁止されています。

このことを徹底している家主であれば、共用部分に個人のものが置かれていてトラブルになる、という心配はありません。
ただ、自転車や子どもの三輪車ぐらいであればOK、などと柔軟に対応してくれる家主もいますし、人によってはその方がありがたい、と思う場合もありますよね。
困るのは、管理が行き届いておらず、個人の持ち物が共用部分に溢れているようなケースです。

また、何かトラブルがあったときの対応も、家主によって異なります。真摯に対応してくれる家主もいれば、ろくに対応してくれないようなところもまれにあります。たとえば鍵をなくしてしまって家に入れなくなった場合、すぐにスペアキーを持って駆けつけてくれる家主もいれば、「自分で鍵屋を呼んでください」と言われるような場合もあるということです。

■家主の評判は不動産会社も知っている
家主がどんな人なのか、ということは不動産会社が知っています。
細かいことは個人情報になりますし、また、誹謗中傷になるようなことも業者としては言えないわけですが、ある程度話してもらうことは可能です。

たとえば、「ここは大手ハウスメーカーが借り上げているので管理はしっかりしていますが、ちょっと融通がききにくいところはあります」のように、大まかな情報を聞けるのでぜひ聞いてみてはいかがでしょうか。

お賃貸探し