賃貸物件を即決すると損することが多いです

賃貸物件を即決すると損することが多いです

賃貸物件を探すときには不動産会社に行きますよね。
すると、自分のペースで物件探しをすることは難しくなります。

なぜなら、不動産会社の担当者というのは、「営業職」であって、物件の契約をしてもらうことが目的だからです。

■即決を勧められます
不動産会社に行く時、その日に物件を決めるつもりがないときも多いと思います。
「まだ引越しまでは時間があるけど、どんな物件があるのかちょっと見てみよう」というつもりで不動産会社に行ったりもしますよね。

それでも、不動産会社からすればボランティアで物件紹介をしているわけではなく、契約してもらわなければ仲介手数料を手に入れることができませんから、積極的に契約をしてもらおうと勧めてきます。

そうすると、こちらはちょっといろんな物件を見てみようというつもりで行ったはずなのに、いつのまにか担当者のペースで話が進んでしまうことにもなってしまいます。

■どのように勧められてしまうのか?
担当者と話をしていると、契約前提で話が進んでしまうことが多々あります。

はじめに「今日はちょっと見るだけで……」と言っていても、いつのまにか今日契約するような話になっていることも。

担当者ははっきりと「今日契約してください!」とは言いませんが、上手に話を誘導していくものです。

「今月中に契約してもらえれば、家賃の交渉がしやすくなるんですよ」
「この物件は人気があるので、早く契約しないと他の人に先を越されちゃいますよ」

など、こちらを焦らせるようなことを言ってくるわけですね。

■焦って決めると損することが多い
担当者のペースにハマってしまって即決してしまうと、損することもあると覚えておきましょう。

たとえば、「人気の物件なので」と言われて焦って契約した物件。本当はそこまで人気があるわけでもなく、交渉次第でもっと家賃が下がったかもしれません。
長らく空き物件になっていたような場合だと家賃が数千円下がるようなことも珍しくないので、焦らずに交渉してみることが大切です。

また、焦って契約したあとに、他にもっと良い物件を見つけてしまうようなこともあります。
しなければいいのに、契約した後でまた賃貸情報を見てしまうことってありますよね。そのとき、契約した物件よりも良い物件を見つけたらとてもショックです。
そうならないように、条件に合う物件は漏れなく紹介してもらい、じっくり比較してから決めるようにしましょう。

もし担当者のペースに巻き込まれそうになったら、「親に聞いてみないと分からないので」「夫に相談することになっているので」など、家族のことを引き合いに出してその場を引き上げるのがおすすめですよ。

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