通勤に便利な地域を探すときのポイント
引越し先を探すときには、通勤のことを考えておく必要があります。
ファミリーの場合は子育て環境を重視したり家の間取りを重視したりしがちですが、自分自身の通勤に関してもしっかり主張してくださいね。
通勤に時間がかかってしまうと、通勤だけで疲れてしまい体調を崩しやすくなってしまったり、家に帰るのが億劫になってしまうこともあります。
通勤が不便なところや時間が掛かりすぎるようなところに引越しするなら本当に通勤に耐えられるのかどうかを考えておくようにしましょう。
■公共交通機関での通勤の場合
バスや電車などを利用して通勤する場合は、最寄駅までの距離、それから職場からの距離、路線が非常に大切になります。
◎最寄駅までの距離
最寄駅までの距離が遠すぎる場合は、最寄駅まで自転車で行くようなこともあります。でも、その場合は駐輪場の確保も必要になりますし、たとえ駐輪場があったとしても地域によっては空きがない場合もあります。
◎職場からの距離、路線
どの路線を使うのか、最寄駅から職場の最寄駅まで何駅分なのか、ということもしっかり確認しておきましょう。
「JRで8駅ぐらいなら余裕で通えるな」というだけの認識では危険な場合もあります。
JRはほとんど全国にある路線だと思いますが、駅と駅のあいだの距離は地域によって全然違います。都市部の場合は駅と駅の間隔が短いことも多いですが、地方に行くと間隔がとても長く、自分が思っている「8駅分の時間」と実際にかかる時間が大きく変わることもあります。乗り換え案内のサイトなどを使って、実際にかかる時間も計算しておきましょう。
◎混み具合も要チェック
できれば、利用することになる交通機関、時間帯の混み具合もチェックできると良いですね。特に都市部の場合は大変混みあいますから、少し距離があっても確実に座れる始発駅周辺に住むほうが良い場合もありますし、もしくは家賃が多少高くなってでも職場の近くに住んだ方が良い場合もあると思います。
■車、自転車での通勤の場合
車で通勤する人の場合は、渋滞の有無や駐車場のことを考えておく必要があります。
まず、通勤で使うことになる道が、スムーズに通れる場所なのかは確認しておかなくてはなりません。地図上で見ると30分で行けそうな距離でも、実際には渋滞しやすい道で1時間近くかかってしまう、というようなこともあります。
また、自転車の場合は、坂の有無に注意したいところです。標高の分かる地図を見れば、ある程度の状況は分かります。
引越し先のエリアと職場のそれぞれの標高をチェックして、どれぐらい違いがあるのかを確認しましょう。
それだけ見ても分からないと思いますので、今住んでいる地域の標高と、今の職場の標高を調べ、その距離感からだいたのアタリをつけると良いでしょう。
お部屋探し
- お部屋探しで失敗しがちなポイント
- 譲れない条件をピックアップ&順位付けで最高の新居を探そう
- 新居の内見に行く際に見ておきたいところとは?
- 値下げ交渉はできる?交渉するなら契約前に!
- 引越し先のエリアを徹底的に調べよう
- ネットでお部屋探し!効率的な探し方
- スムーズに新居を決めるためのネット活用術
- 直線距離だけでは判断できない!通勤に便利なエリアの探し方
- マンション、アパート、ハイツ、コーポ……違いは何?
- 広さや部屋数ではなく実際の生活を想像してみよう
- 都市ガスとプロパンの違いは?ガスの種類を理解しよう
- 子育てしやすい地域を探すときのポイント
- エアコンの有無で初期費用は大きく変わります
- 外せない設備をあらかじめ考えておこう
- 良い物件を探すために!担当者には具体的に条件を伝えよう
- お部屋探しに持参すべき必需品4点
- 部屋の広さに惑わされない!収納スペースも見ておこう
- キッチンの使い勝手は要注目!