家賃と初期費用、どちらを重視すべき?

家賃と初期費用、どちらを重視すべき?

賃貸物件を探すとき、いくら費用がかかるのか、というのはとても重要です。

敷金も家賃もすべて安いのが理想ですが、なかなか理想通りの物件は見つからないもの。


月々の家賃は安くても初期費用が高くなる物件もあれば、逆に家賃は高くても初期費用は安い、という物件もあります。
もちろん家賃も初期費用も高い物件もありますが、そういう物件は除外しますね。
では、家賃と初期費用では、どちらを重視すれば良いのでしょうか?

複数の賃貸物件で迷ったら、このように考えてみましょう。

■初期費用の合計を計算しよう
契約時の初期費用には、敷金や礼金、それから前家賃や日割り家賃、さらに火災保険料や仲介手数料などさまざまな費用がかかります。
この合計がいったいいくらになるのかは、不動産業者からはなかなか教えてくれません。
金額が大きくなるとお客さんが躊躇してしまうので、「いよいよ契約」という流れになるまでははっきりとは言ってくれないんですよね。

そこで、こちらから合計金額を聞いておきましょう。
計算漏れがないように、こちらもすべての項目が入っているかどうかを確認しましょうね。

■かかる家賃を計算しよう
家賃は、毎月かかってくるお金ですが、総額がいくらになるのかを知っておきましょう。もちろん、家賃だけでなく共益費も含めて計算してみてくださいね。

家賃が10万円なら、1年間で120万円、3年間で360万円、5年間で600万円、というように計算してみます。

■どれぐらい住むのかを想定した上で総額を計算しよう
賃貸物件の場合は、「ここに一生住もう」と思っている人は多くないと思います。そこで、何年ぐらい住むのかを考えて、かかる総額を計算してみてください。

たとえば10年間ぐらいは住むだろうと思うなら、初期費用+10年分の家賃の総額を計算します。
複数の物件で迷っている場合は、それぞれの物件で計算してみると良いでしょう。そうすると「家賃が千円高いだけでも、10年間だと12万円変わってくるんだな」など、総額で考えることができます。

もちろん、住む年数が短い場合は家賃が高くても問題ないこともあります。
一般的には、住む年数が短い場合は初期費用の安さを重視した方がお得になることが多いですし、住む年数が長い場合は家賃が安い方がお得になることが多いです。

このように、一概に「家賃を重視すべき」「初期費用の方が重要」ということは言えません。その物件に住む年数によってお得な物件は変わってきますので、ぜひ計算してみてくださいね。

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